さえないあの娘

さえない顔したあの娘に会いに
鉛筆1本買いに行くのさ
さえない顔したあの娘はいつも
カウンター越しレジを打つのさ

グレーの制服で ちょっと背を曲げて
聞き取れない声で 値段を読み上げて

さえないあの娘に僕は恋してる

さえない顔したあの娘に会いに
消しゴム1ヶ買いに行くのさ
さえない顔したあの娘は今日も
さえない顔して立っているかな

グレーの制服で ポツンと一人きり
ラジオのおしゃべりを 聞くともなく聞いて

さえないあの娘に僕は恋してる

さえない顔したあの娘に遇った
僕には気づかず歩いて行った
さえない顔したあの娘は何故か
とっても確かなカタチをしてた

グレーの制服で ちょっと背を曲げて
お昼のパン買いに まっすぐ前向いて

さえないあの娘に僕は恋してた
さえないあの娘はもう何処にもいない
さえないあの娘に僕は恋してた
さえないあの娘はもう何処にもいない

−『RUBBER SOLE/RUBBER SOLE』より−

ゾンビ・ソング

僕は僕でも僕じゃない
君は君でも君じゃない
色んなものをぶら下げて
ショッピングセンターでまた会おう

朝は朝でも朝じゃない
夜は夜でも夜じゃない
ショクベラ腰にぶら下げて
ウインナワルツをまた踊ろう

だりらりらりら・だりら・りら
だりらりらりら・だりら・りら
独りぼっちじゃないんだね もう
だりらいらりら・だりら・りら
でも 誰が誰だか判らない

僕は僕でも僕じゃない
君は君でも君じゃない
色んなものをぶら下げて
ショッピングセンターでまた会おう
でも 誰が誰だか判らない

−『RUBBER SOLE/RUBBER SOLE』より−

天使のまゆげ

天使のまゆげをもった犬が笑う
天使のまゆげをもった犬が寝そべっている
可愛い顔してぼくに噛みつく
可愛い顔してぼくにキスをする

遊んでやるからついておいで
ほしいものをあげるから
奈落の底に

天使のまゆげをもった猫が笑う
天使のまゆげをもった猫が寝そべっている
可愛い顔してぼくに手招き
可愛い顔してぼくにキスをする

−『RUBBER SOLE/RUBBER SOLE』より−

消えちまえ

おせっかいな奴が来た
高くこぶしを突き上げて
賢い奴等がだまされる
グズなボクは舌を出す

アメリカン・ドリーム消えちまえ
アメリカン・ドリーム消えちまえ
消えちまえ

ケビン・コスナー消えちまえ
ケビン・コスナー消えちまえ
消えちまえ

ブロードウェイも消えちまえ
ウォール・ストリート消えちまえ
燃えて消えちまえ

燃えちまえ 燃えちまえ
燃えちまえ 燃えちまえ
燃えて 消えちまえ

マリリン・モンロー ノー・リターン
マリリン・モンロー ノー・リターン
ノー・リターン

−『RUBBER SOLE/RUBBER SOLE』より−

三日月とコヨーテ

退屈なロード・ムービーのような
歌を歌ってあげるよ
君の嫌いなカントリー・ソング
声を震わせ Ya-o-rei-ni

ギター・ノイズのような風の音が
君の髪をなでていく
ボクの嫌いなステップを踏んで
声を震わせYa-o-rei-ni

トラの牙のよな三日月の下で
コヨーテが哭いている(wow wow)
イヤな奴等が酒場で
正義の歌を歌ってる
ララララ・・・

−『RUBBER SOLE/RUBBER SOLE』より−

春を探して

今はもうないものと
今はまだないものを
僕は探している
ポケットに手を突っ込み
半径5メートルで
検索エンジンで
通販カタログで
昨日の夢の中で
春を下さい

遅過ぎる開場と
早過ぎる開演と
僕のいるべき場所
誰かに訊いてみたり
バスに飛び乗ったり
IDチェックしたり
甘噛みしてみたり
いつもの夢の中で
春を下さい

新聞を読むふりして
噴水の向こう側
僕は探している
長針と短針の間
光る背中とスカート
傘が作るシルエット
あの髪の匂いと
あの雨の匂いを
春を下さい

ギラギラと逝った夏
ひそひそ声の秋と
僕のいるべき場所
地球儀を廻して
歯のない顔で笑って
横断歩道渡って
君のこと探して
僕のこと探して

春を下さい
春を下さい

−『RUBBER SOLE/RUBBER SOLE』より−

よつばのクローバー

君はよつばのクローバー
黒い髪が風に揺れる
人混みのバスターミナル
つばめ低く飛ぶ五月に

初めて知ったんだ
にじむ広告塔の字が
(恋に落ちたら・・・)
(恋に落ちたら・・・)
そうつぶやいた

緑のじゅうたんに
あお向けに寝ころんで
真っ青な空を見る
あの高い空を見る
緑の草いきれ
胸いっぱい吸い込んで
まっすぐに君を見る
まっすぐに君を見る

君はよつばのクローバー
右肩だけ雨に濡れる
傘揺れてバスターミナル
近づいてく君の笑顔

初めて知ったんだ
誰かの携帯電話から
(恋する二人は・・・)
(恋する二人は・・・)
そう声がした

君はよつばのクローバー
白い花が風に散って
人混みのバスターミナル
君とよく似た人を見た時

初めて知ったんだ
僕は大切な何かを
(失くしてしまった・・・)
(失くしてしまった・・・)
もう永遠に

−『RUBBER SOLE/RUBBER SOLE』より−

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