パレード

誰も行き先を知らないまま
だらだらとパレードは始まる
ただ一つ判ってる これは
北回りのルートだってこと

インタビューされれば答える
みんな要領は知ってる
何一つ本当のことなど
考えたことはないけど

僕はトラウマを探している
パズルのピースを選ぶように
僕は言い訳を探している
ジョーカーのような言い訳を


桜の散った坂を下って
だらだらとパレードは続く
誰一人目配せもせずに
南回りのルートと交わる

どっちが得なのかは知ってる
何となく空気で判る
望まれてこうなったんだ
望んだのが誰かは知らないけど

みんなトラウマを探している
パズルのピースを選ぶように
みんな言い訳を探している
ジョーカーのような言い訳を


誰も行き先を告げないまま
だらだらとパレードは終わる
またいつかここで会うのかな
北と南のいつものルートで

花火が青空ではじける
みんな驚いて見上げる
何のためにここに来たのか
少しだけ考えたりする

僕はトラウマを探している
パズルのピースを選ぶように
僕は言い訳を探している
ジョーカーのような言い訳を

−『RUBBER SOLE/FLOWERS』より−

君が欲しい

昨日と同じ夢を見た
ぼくは空を飛んで
あらゆる物からへだてられ
一人 たった一人
一人 ずっと一人

お前はきっと落ちて行く
奈落の底深く
あらゆる物がまとわりついて
だけど たった一人
一人 ずっと一人

揺れる雲は言った
ぬめる風は言った

だけど 君が欲しい
ぼくは 君が欲しい

−『RUBBER SOLE/FLOWERS』より−

FLOWERS

ペイズリー模様のシャツ着て
いつものあの店で待ってる
君に会えない夜の僕は
雨の日の野良犬みたいだ

鼻を鳴らして笑っておくれ
忘れてしまった恋や
蹄の形のブラックアイと
思い出せない言葉の意味を


どれぐらいの深さで愛して
どれぐらいの深さで傷つく
目に見えないものが真実
でも目に見えなくちゃつかめない

鼻を鳴らして笑っておくれ
答え見つけるために
セカンドサーブの緩い軌跡が
君の気持ちだなんて信じない

〆サバと本マグロ
豚肉の黒酢がけ
ペペロンにナポリタン
山科で玉子とじ

尊敬と冷笑と
ためらいと友情と
安心と混乱と
反省と二日酔い


鼻を鳴らして笑っておくれ
上がらない右肩や
バスタブの海で溺れかかった
こともみんなこの世の天国

鼻を鳴らして笑っておくれ
忘れられない恋や
蹄の形のブラックアイも
みんなみんなこの夜の天国

−『RUBBER SOLE/FLOWERS』より−

ラッパと太鼓

海辺の村であの子は死んだ
うち捨てられたクラゲのように
残ったものはラッパと太鼓
風に吹かれて小さく鳴った

何が幸せで
何が不幸なのか
誰にも判らない
今では判らない

残ったものはラッパと太鼓
風に吹かれて小さく鳴った


海辺の村で子供が歌う
あっけらかんとあの子の歌を
錆びて破れたラッパと太鼓
砂に埋もれて静かに聴いた

何が幸せで
何が不幸なのか
誰にも判らない
今では判らない

錆びて破れたラッパと太鼓
砂に埋もれて静かに聴いた


海辺の村で男は泣いた
砂のお城が崩れるように
残ったものはあの子の歌と
裸の胸に刺青ひとつ

何が幸せで
何が不幸なのか
誰にも判らない
今では判らない

残ったものはあの子の歌と
裸の胸に刺青ひとつ

−『RUBBER SOLE/FLOWERS』より−

LaLaの未来

ある朝とつぜん
つばさの折れた
サタンの親子が
空から落ちてきた

彼女の名前は
ジェニファー・リー
その子の名前はLaLa
蜜のつまったリンゴが
何よりも好きなんだ

眠りなさい その日まで
眠りなさい その日まで


彼女の姿は
五月の風のようで
彼女の言葉は
嘘がなさすぎて・・・・

彼女の名前は
ジェニファー・リー
その子の名前はLaLa
蜜のつまったリンゴが
何よりも好きなんだ

眠りなさい その日まで
眠りなさい その日まで
未来のために・・・・ 

−『RUBBER SOLE/FLOWERS』より−

ともみのヌーベルバーグ

3センチのヒールで
世界が広くなるから
サイケデリックな速さで
何かが変わってくから

君だけに見える
君だけの景色

ともみのヌーベルバーグ


7杯目のビールで
世界が軽くなるから
シンメトリックな毎日
脱け出せた気がするから

僕だけに見える
僕だけの幻

いんちきヌーベルバーグ


脳みそのスパークで
宇宙とひとつになったら
ハートビートもヒートも
後ろに飛んで行くから

君だけに見える
君だけの先っぽ
僕だけに見える
僕だけの先っぽ

ホントのヌーベルバーグ
ホントのヌーベルバーグ

−『RUBBER SOLE/FLOWERS』より−

君にできること (僕の中のリンディ・イングランド)

君は庭の花に毎日水をやる
そして野良猫の腹を撫でる
近所の子供達に声をかけて
一人暮らしの老人を訪ねる

君は友達と一緒に泣く
そして恋人の夢をささえる
家族を苦しみから救い
知らない誰かのために祈る

君は何だってできる
確かに何だってできる

君はウェストバージニアで生まれた
僕がこの町で生まれたように
トレーラーハウスで育って  
そして生まれ故郷を後にした

君は有色人種が嫌いで
職業で人の優劣を決める
捨てられた猫は可哀想に思うが
捨てられた人間には見向きもしない

今朝あの写真を見たんだ
あのとてもひどい写真を


誰かが君に命令すればよかった
みじめな人には優しくするように  
君は命令には忠実だから
きっと誰にでも優しくしただろうに

君は決して愛のない人間ではない
子供のためにいい音楽を聴こうと思うし
猛犬を人にけしかける時でさえ
心の中は犬への愛で一杯なのだ

君は何だってできる
確かに何だってできる

誰かが君は被害者だと言う
法廷では誰もがそう言うように
だけど被害者でない者などいない
加害者でない者などいないように

誰かが君はひどい女だと言う
安心したい一心で早く過去にしたくて
だけど僕がこんなにうろたえているのは
君と同じことを僕もできると知っているからだ

今朝あの写真を見たんだ
あのとてもひどい写真を

−『RUBBER SOLE/FLOWERS』より−

サギ師と予言者(Feel So Good !)

君が君でなくなったら
ボクは何処のボクだろう
君はボクに背中を向けて
鳥のように自由になった

不安な時間のスキ間に
サギ師と予言者は現れてこう言う

Feel So Good ! Feel So Good !
Feel So Good ! Feel So Good !


ボクがボクでなくなったら
もっと自由になれるかな
科学者は数字を探しつづけ
新しい物語を創りつづける

そこにサギ師と予言者が現れて
そしてボクは自由になっていく

Feel So Good ! Feel So Good !
Feel So Good ! Feel So Good !

−『RUBBER SOLE/FLOWERS』より−

宇宙飛行士になる夢を見たよ

宇宙飛行士になる夢を見たよ
言葉と身体をチューブでつないで
光より速く飛んだはずなのに
アンドロメダから君が僕見てた
アンドロメダから君が僕見てた

熱が下がらないんだ
声が聞こえないんだ
ああ やっかいな話さ


ハーレムの王になる夢を見たよ
明日と昨日をルーズにつないで
怒りより強く僕を支配する
ベッドという名の玉座に沈んだ
ベッドという名の玉座に沈んだ

熱が下がらないんだ
声が聞こえないんだ
ああ 迷惑な話さ


あの時食べたチョコパフェの味が
何処を探しても見つからないんだ


熱が下がらないんだ
声が聞こえないんだ
ああ 悲しい話さ

宇宙飛行士になる夢を見たよ
ハーレムの王になる夢を見たよ
光より速く飛んだせいなのか
アンドロメダから僕が僕見てた

−『RUBBER SOLE/FLOWERS』より−

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